今週はクーちゃんグッズを手に入れるために、何年振りかにスクラッチカードを購入しました。
元々私はロトシリーズやナンバーズよりも、スクラッチカードを削る行為が好きでした。
スクラッチカードならその場で当選がわかるというのも魅力でしたが、段々とその削る作業が面倒になり、次第に買わなくなってしまいました。
しかし、今回はスクラッチカードを10枚購入するとクーちゃんグッズが貰えるキャンペーンがやっていたので、久々にスクラッチカードを購入してみました。
このクーちゃんグッズは3種類あったのですが、ほとんどの宝くじ売り場が既に配布を終了しており、おそらく一番人気があったであろう冷感タオルは、どの宝くじ売り場でも配布しているところを見つけられず、最終的に一日で11カ所の宝くじを探しましたがどこにもありませんでした。
今回のキャンペーンは、100円のスクラッチでも200円のスクラッチでも、スクラッチを10枚買えば対象だったので、それなら安い100円のスクラッチくじを購入してみました。
目次
100円で購入したトランプスクラッチ。しかし調べてみると・・・
今回の100円スクラッチは「第888回全国自治宝くじ トランプカードスクラッチペアカードマッチ」と呼ばれるポーカーのようなスクラッチカードです。
個人的には外国のカジノなども体験したことのある自分にとっては、今回初めて登場したトランプスクラッチは、非常に面白そうなスクラッチだと思いました。
このトランプスクラッチは、1等と2等と3等の三種類しかなく、しかも1等は8万円で、それ以外の等級は当選金が500円以下の設定なので、比較的当たりやすいスクラッチくじなのかな?と最初は思っていました。
公式ホームページには1等の当選本数が84本。2等が42,000本。3等が1,400,000本と書いてありましたが、販売枚数が載っていなかったので、当選確率がどれくらいなのかがイマイチよくわかりませんでした。
そして購入後に、裏側に載っている販売枚数などを見て、トランプスクラッチの当選確率を調べてみましたが、残念ながらこのトランプスクラッチは、はっきり言って購入を見送るべきスクラッチくじでした。
1等の8万円は、ナンバーズ4のストレートを当てるよりも難易度が高い
等級 | 当選金 | 本数 | 当選確率 |
1等 | 80,000円 | 84本 | 約1/41,666 |
2等 | 500円 | 42,000本 | 約1/83 |
3等 | 100円 | 1,400,000本 | 1/2.5 |
今回のトランプスクラッチの発行枚数は、スクラッチカードの裏面の記載を見てみると、350万通(3億5千万円)用意されていました。
となると、350万枚の中で一等は84枚しか存在しません。
計算すると一等の8万円に当選する確率は、およそ1/41,666です。
これは期待値が90万円ほどある、ナンバーズ4のストレートの1/10,000よりも悪い設定で、しかも当選金はたった8万円です。
この当選確率を知った瞬間、クーちゃんグッズが貰えないなら、今回のトランプスクラッチを買うメリットは全く無いでしょう。
私なら間違いなく別のくじを買います。
4倍当たりやすいナンバーズ4でも100万円超えの当せん金
今回のトランプスクラッチでは、1/41,666の確立で8万円の当せん金が当たります。
この当選確率が微妙だと思う根拠として、私は過去に当選確率が1/10,000のナンバーズ4のストレートで、164万円の当せん金を当てたことがあります。
これがナンバーズ4のストレートを当てた時の証明画像です。
ナンバーズ4で当選金が160万円を超えるというケースは非常に少ないですが、私は実際に当選したことがあります。
1/10,000の確率で、当選金が100万円を超える可能性がある宝くじが存在するのに、わざわざ1/41,666の確率で8万円しか当たらない宝くじを買う理由がありません。
くじの購入金額は100円と200円で違いますが、それを考慮したとしてもあまりに当選金額に差があります。
このトランプスクラッチの購入を推奨しない理由として、もう一つ別の理由があります。
もし8万円当たったら、みずほ銀行に行かないと当選金が受け取れない
今回のトランプスクラッチの1等の当選金額8万円は、宝くじ売り場では当選金が受け取れません。
当選金を受け取るためには、わざわざみずほ銀行に行く必要があります。
今回のトランプカードスクラッチは、一等の当せん金が8万円と、なぜか非常に中途半端な設定となっています。
もし一等の当せん金を5万円に設定してあれば、5万円マークのある宝くじ売り場で換金できるので、購入者の換金の手間を考えれば、1等の当せん金は5万円以下にしても良かったのでは?と疑問に思いました。
そして3等の100円の当せん数の多さと、一等の8万円を受け取るためにみずほ銀行に行く必要があるこのスクラッチカードは、おそらく換金が面倒だと感じる人も多く出てしまうため、時効当選金が多く発生してしまうでしょう。
100円だからトランプスクラッチを買おうと思っている人へ。
はっきり言って買うべきではありません
これと同じくらいの金額を当てたいのであれば、ナンバーズ3のストレートを買うのをお勧めします。
ナンバーズ3のストレートであれば、40倍当たりやすい
ナンバーズ3は3桁の数字を予想する宝くじで、当選確率は1/1,000ですが、ストレートで買った場合の期待値は9万円あるので、このトランプスクラッチよりも当選金額が高く、さらにトランプスクラッチの一等よりも40倍も当たりやすいです。
ナンバーズ3の購入単価が200円ですが、たとえ同じ金額分のトランプスクラッチを買ったとしても、当選確率は20倍も違います。
等級 | 見込み当選金 | 当選確率 |
888回トランプスクラッチ | 80,000円 | 約1/41,666 |
ナンバーズ3ストレート | 約90,000円 | 1/1,000 |
ナンバーズ4ストレート | 約900,000円 | 1/10,000 |
ミニロト1等 | 約10,000,000円 | 1/169.911 |
この表で比べると、888回のトランプスクラッチの当選確率が低すぎることが良くわかるでしょう。
もし私が当選確率を設定する立場なら、1等の当せん金を5万円にして宝くじ売り場でも換金できるようにして、3等の100円の当選確率を減らす代わりに、2等の当せん金を数千円にした方が、このトランプスクラッチはもっと魅力が出たことでしょう。
なんでこのような設定で発売されたのかは謎です。
結論。今回のトランプスクラッチは買う必要なし
私はスクラッチカードを10枚買えばクーちゃんグッズが貰えたので、今回の100円で発売されているトランプスクラッチを購入しました。
しかし後で調べてみた結果、この第888回トランプスクラッチは、当選確率を知っている人であれば、まず買わないスクラッくじです。
またインターネットで購入する宝くじとは違い、スクラッチくじは1年以内に換金する必要があります。
これを忘れていると当選金を受け取れなくなり、時効当選金として処理されてしまいます。
今回は3等の当選確率が2.5枚に1枚用意されているので、100円を受け取るためにわざわざ宝くじ売り場にもう一度行かないといけないですし、もし1等の8万円に当選した場合は、みずほ銀行に行かないと当選金を受け取れません。
スクラッチくじを購入するときに、事前にわざわざ当選確率を調べて購入する人は非常に少ないと思いますが、この第888回トランプスクラッチに関しては、はっきり言って買うメリットは無いと判断しました。