宝くじは宝くじ売り場だけではなく、インターネットや一部銀行のATMからでも購入が可能です。
今回富山県にある北陸銀行からプレスリリースがあり、「ほくぎんATM宝くじサービス」でロト7を購入したお客様の中で、なんと一等363,023,100円に当選した方が出たと発表しました。
第467回のロト7の一等は、この1口だけだったので、当選確率がおよそ1/1,000万と言う低い確率を、このATMでロト7を購入した人は見事に引き当てました。
当選した方はおめでとうございます!
目次
Yahooニュースのミニロト過去最高額3億6000万円は間違い
最初このニュースをヤフーで見た時は、「北陸銀ATMで3億6000万円当選 ミニロト、過去最高額」と出ていたので、一等の上限は最高でも4,000万円なのにどういうこと???と思いましたが、どうやらロト7と間違えていたようですね。
私が記事の執筆者なら、決して間違えないタイトルですw
ATMで当選した場合は、当選金は自動振り込みされる!
今回ロト7でおよそ3億6000万円を当てた人は、宝くじ売り場からではなく、この北陸銀行のATMで購入していたので、当選金は口座へ自動的に振り込まれます。
宝くじをインターネットやATMで購入した場合、宝くじを換金しに行く手間が不要です。
当選しても換金しなければ、せっかくの一等が無駄になってしまいます。
無効になったものは時効当せん金と言われ、令和2年度では1億円以上の当選が、なんと10本も換金されず無効になっています。
令和2年度の時効当せん金は128億円|宝ニュース【宝くじ公式サイト】
この10人の人たちは、1億円以上の当たりくじを、ただの紙くずにしてしまっています。
私も過去に100万円を超える当せんを経験したことがありますが、その時は楽天宝くじで購入したナンバーズ4だったので、当選した1,643,000円は楽天銀行へ自動的に振り込まれていました。
今思い出しても、当時の心境はよく覚えています。
元々10万円ほどしか無かった口座残高が、いきなり170万円台に増えていたので、実際に口座残高を目にしたときは、驚きのあまり変なテンションになり「マジで!?マジで!?」と何度も同じ言葉を叫んでいた記憶がありますw
今回のロト7の当選者は、口座の残高が3億6000万円以上増えているはずです。
164万円に当選した自分でさえ、実際に口座残高を目にしたときは、変なテンションになってしまいました。
億を超える当選金を目にした場合、一体どういう気分を味わえるのでしょうか?
もし、今後億を超える当選があった時は、このサイトでも当選した時の心境を、事細かく語っていきたいと思います。
億万長者になっても、逆に不幸になる可能性がある
さて、もしあなたが宝くじに高額当選したとします。
しかし、宝くじを購入する際に、実際に当選した時のことまで考えている人は非常に少ないです。
しかし億を超えるような当選が本当にあった場合、あなたの人生は間違いなく変わります。
今回3億6000万円を、毎月50万円ずつ使うとしても、使い切るまで60年かかります。
これだけの当せん金があれば、一生働く必要は無いので、職場に辞表を提出すれば、残りの人生を毎日自由に過ごすことも可能です。
一見羨ましいと思うかもしれませんが、宝くじに高額当選したからと言って、皆が幸福になるとは限らないからです。
過去には宝くじに当選したことによって、事件に巻き込まれてしまったケースも残念ながら存在します。
本当に悲しい事件です。
これは海外の事件ですが、日本でも同様な事件が発生しており、2005年に岩手県で発生した事件では、被害者が2億円の宝くじに当選したことが警察の調査で判明し、もし被害者が宝くじに当選していなければ、きっと事件に巻き込まれることはなかったでしょう。
宝くじの高額当選は、確かに人の人生を変えることが可能ですが、せっかく宝くじに当選しても、不幸な人生になってしまっては何の意味もありません。
そうならないために、1000万円以上当選した時には、「その日から読む本」を渡されます。
では実際に高額当選した場合、当選金はどのように使って行けばいいのでしょうか?
当選金を使うのではなく、投資で増やしていくという方法もある
まず、宝くじに当選したからと言って、必ず使わなければいけないということはありません。
お金が手に入ったら何かを買おうと思ったり、人に当選したことを話したくなるかもしれませんが、そこはぐっとこらえましょう。
人の噂は簡単に広がります。
私が同じ立場で3億6000万円に当選したのであれば、ローンを返したり、家を買ったり、家族や友人に当選したことを話したり、車を買ったりと言うことは一切考えていません。
では、私はどう考えているかと言うと、当せん金を元手に投資で増やすと最初から決めています。
このブログを見ている読者の中には、FIRE(Financial Independence, Retire Early)と言う言葉を知っている人もいるかもしれません。
FIREとは、経済的に自立しながら、早期リタイアするという意味です。
元々はアメリカ生まれた言葉ですが、年間の支出のおよそ25倍の資産があれば、年間4%を運用で増やしながら生活費も4%以内に収めると、元本を減らすことなく暮らすことができるという考え方です。
3億6000万円あれば、株式配当だけでも年間1,000万円以上も可能に
一般に投資で増やすというなら、身近なところで株式投資があります。
最近ではビットコインなどの仮想通貨に投資する方法もありますが、仮想通貨では配当金が無いことと、利益が出ても雑所得で高額な税金が発生してしまうので、株式投資ほど優遇されていません。
以下の画像は、高配当で有名な日本たばこ産業(JT)の株を、500株所有していた時に受け取った配当金の画像です。
私は昨年このJTから、56,577円の配当金を受け取りました。
もし3億6000万円あれば、単純にJTの株を16万株以上購入できるので、1株当たり75円の配当金があれば、半年ごとに1200万円ずつ配当金を受け取れます。
20%の税金が引かれたとしても、約960万円が手元に残るので、年間で約1,900万円の配当金がもらえるのであれば、日常生活で困ることはまず無いでしょう。
私が宝くじに当選した場合は、当選金はこのように投資することを考えています。
いきなり当せん金の全てを使って、株を購入するのは避けるべき
しかし、配当金が受け取れるからと言って、いきなり全ての当せん金を使って株を買うのは正直お勧めしません。
株は上がるだけではなく、下がることがあります。
元々JTを購入した理由は、日本でタバコを販売できるという独占事業を抱えており、キャッシュフローも潤沢で、筆頭株主が日本政府の財務大臣なので配当金の利回りも良く、まず倒産する心配もないからと言う理由からでした。
一度減配しましたが、それでも全く心配していなかったJTですが、現在一つ大きなリスクを抱えています。
それがJTが保有するロシアのタバコ事業です。
本日発表されたJTの決算資料によると、グループ全体の売上収益及び調整後営業利益にロシア市場が占める割合は、それぞれ約8%、約15%と記載されていますが、現在このロシア事業から撤退を検討しています。
現在の世界情勢では、ロシアの事業を買える企業は相当限られてしまうので、JTは相当安い値段でロシア事業を損切りしなければならない可能性もあります。
JTの株の三分の一は日本政府(財務大臣)が所有しているので、日本政府が筆頭株主でありながら、ロシア国内で利益を稼ごうと考えるなら、世界各国からロシアに加担しているとみなされる恐れがあり、ロシア事業の売却は避けられないでしょう。
少し前に、日本の企業のユニクロが、ロシアで事業を継続すると発表した後は、海外だけではなく日本国内からも大きく批判の声があり、その数日後には継続することを撤回し、ロシア事業を一時停止することになりました。
当選金を株で運用するなら、常に買える余力は残しておくこと
このように、予想もしないような出来事が発生した場合、株価は大きく下落する可能性があります。
特に億を超えるような当選金を株で運用する場合、暴落があれば含み損が数千万円や場合によっては1億円を超えてしまう可能性だってあります。
現状最悪の展開として想定されているのが、核戦争や第三次世界大戦が発生してしまうことです。
万が一、もし核が放たれてしまい、世界中を巻き込む核戦争になってしまった場合は、株式市場は大暴落です。
少なくとも去年東京オリンピックが実施していたころは、こんな世界情勢になってしまうなんて、誰しもが想像していなかったでしょう。
少し前までであれば、「ロシア 東京」で検索すれば、観光名所やオリンピックに関するキーワードが出てきましたが、今出てくる一番目の予測変換候補は、「ロシア 東京に核」と言う、全く洒落にならないキーワードが出てきます。
将来的に何が起こるかなんて予想はできません。
日本国内に住んでいる以上、近い将来大きな地震は必ず起こりますし、それに連動して富士山が噴火する可能性だってゼロではありません。
直近では、2020年に新型コロナでパンデミックが起きた時も、株価は大暴落しました。
株価大暴落時に買うこともできず、ただ資産が減っていくのを眺めていることしかできないのは、精神的にも良くありません。
宝くじに高額当選したから、株を買って配当金で暮らしていこうと考えているのであれば、この先どんな状況下でも、買える余力は常に残しておくことが一番重要です。
宝くじに高額当せんしたからと言って、決して幸福な人生になる人ばかりではないので、決して道を踏み外さないように気を付けてください。